TOUR REPORT
ツアーNo.8
駒場東大前駅

近代日本の歴史と文化を語り、秋の風情を楽しむ

11月17日(土)10:00 ~12:30

11月17日、穏やかな秋晴れの日。はじめて降り立った駒場東大前駅は、渋谷から井の頭線でたった2駅と思えない、とてものどかな雰囲気というのが第一印象。今日は、この駅を基点に3か所の特色ある公園を巡ります

まず、東京大学駒場キャンパス。


立派な正門は、東京大学本郷キャンパスの門と同じものだそう。この正門には、柏葉とオリーブの文様がはめこまれていて、これは旧制第1高等学校の校章で、柏葉は「武」、オリーブは「智」、つまり建学の精神「文武両道」を謳っているそうです。構内には、多くの歴史的建造物が多く残っているのですが、この日は試験のため、構内に入れず残念。

東大をぐるりと囲むように、次の目的地:駒場公園・旧前田家へ移動。旧前田家は、加賀藩主の前田利為(としなり)の自邸として1929年に洋館を、隣接する和館を1930年、当時の日本における最高の技術をもって建てられました。H28年から2年間の改修をへて、H29年10月27日から一般公開されるようになりました。なんと無料!

設計は、当時、宮内省内匠寮工務課技師の高橋貞太郎。

学士会館や高島屋本店などを手掛けた方だそうで、そういえば、それらの建物と共通の雰囲気がありますね。

そこから約5分歩くと日本民藝館到着。道々に、大きなお屋敷などもあって、すてきな家をみながら歩くのも街歩きの醍醐味の一つです(日本民藝館の見学は有料となります)。

日本民藝館は、柳宗悦(1889-1961)により≪民藝運動≫の本拠地として昭和11年に建てられました。≪民藝≫とは、民衆の用いる日常品に“美”を見出し、無名の職人達が作った民衆的工芸品を≪民藝≫と名付け、それらが収集されたそうです。 今の≪プロダクトデザイン≫に繋がる考え方です。当日は多くの外国人旅行者で賑わっていました。

その後、駒場野公園を抜け、〆切り地蔵へ。世田谷区との区界の道路脇にちょこんと鎮座しているお地蔵さま。疫病などを≪〆きる≫ために江戸時代からずっとこの地でこの地域を守ってきているそうです。自然と手を合わせてしまいます。

最後は大橋ジャンクションを通って天空庭園へ。

この道は空を見上げると首都高の大橋ジャンクションから、ぐるぐると回旋しながら一般道へおりてくる、その様がOの字にみえる+パス(小道)でオーパスと呼ばれています。

大橋ジャンクションの屋上に作られた天空庭園は、大都会の中に緑豊かな空間がひっそりと広がっています。ベンチで本を読んだり、家族でのんびりしたり、また収穫祭なども行われているとのことで、地元に愛されている場所であることがよくわかります。

出典

https://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/koen/tenku.images/tenku_s.jpg

ボランティアガイドさんの柔らかな声のご案内で、3つの庭園を巡りながら、旧前田邸、民藝館、また通り沿いの素敵な家屋敷など、「良質」なものをたっぷりみた秋の一日でした。

ぶらっTokyoさんぽ事務局
03-6748-1942

平日10:00 - 17:00

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